日銀短観で景気の見方に底打ちがみられている。また、ホンダ、トヨタ、新日鐵など減産の終了に関する記事が見られている。
どうやら不況対策がよかった企業は回復の兆しが見られてきたようだ。ただし、多くの企業は不況が更に深刻化しているようである。
ここで注目すべき事が2点ある。
その1は全ての企業がよくなるという業種はなく、特定の不況対策が進んだ企業のみがよくなると言うことである。これは今までも見られたことであり、不況の度に企業の淘汰が行われるのは事実である。
その2はこれらの企業が「日本式経営」を実行した代表的な企業であることである。一時「日本的経営」を時代遅れのように攻撃した評論家がいたが彼らの言うことが間違いであったことはこの事実が厳正に示しているのである。
「日本的経営」は正しいのである。これを悪のように扱うのは日本産業をいわば破壊しようとする連中なのである。
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