「平清盛」−史実はこうだ16−清盛出家
2012-09-03


当時の上流階級では死を前にして出家するのが習慣であった。文献では清盛は病床で出家している。これを否定する文献はない。

清盛は死を覚悟し病床で出家しているのである。清盛が死の瀬戸際にあったことも当時の文献にある。九条兼実など清盛が死ぬかも知れないとうろたえているのが日記から読み取れるのだ。

清盛の出家が2月11日そして同じ月の19日に高倉天皇が即位している。

これはどう見ても清盛が生きている時に平家ゆかりの天皇を即位させようとしたことに違いない。

ところが清盛は死の床から奇跡的に回復したのである。そして温情あふれる人物が冷酷な人物に変身したと言われている。

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